「肩が痛い=整形外科」とは限らない|学生アスリートにも起こる“内科系の肩痛”

「肩が痛い=整形外科」とは限らない|学生アスリートにも起こる“内科系の肩痛” その他
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「肩が痛いんです」
治療院や整形外科で日常的にある相談ですが、実はその痛み、筋肉や関節ではないことがあります。
肩の痛み=使いすぎ、ケガ。
そう思われがちですが、内科疾患や感染症が隠れているケースも現場では珍しくありません。
今回は、肩の痛みで来院 → 実は内科疾患だったという実際にあるパターンを、学生アスリートの視点も含めて分かりやすくまとめます。

肩の痛み=整形とは限らない

肩の痛み=整形とは限らない

 

一般的に肩の痛みというと、
  • 腱板炎
  • 四十肩・五十肩
  • 筋肉の張り
  • 関節炎

こうした整形外科的な原因を思い浮かべます。

しかし実際には、内臓や感染症が原因で肩が痛くなるというケースも一定数存在します。

特に注意したいのは、動かしても変わらない肩痛です。

 


肩痛で来る「内科系」の代表例

肩痛で来る「内科系」の代表例

 

① 感染症・炎症

最も多いのが感染系です。

  • 肺炎
  • 胆のう炎
  • 腎盂腎炎
  • 敗血症
  • 帯状疱疹(初期)

発熱や強いだるさ、血液検査で白血球が高い場合は、整形ではなく内科領域の可能性が高くなります。


② 内臓からの関連痛(放散痛)

内臓の不調が肩に痛みとして出ることがあります。

  • 右肩〜肩甲骨 → 胆のう・肝臓
  • 左肩〜肩甲骨 → 心臓・肺
  • 背中〜肩 → 腎臓

これは関連痛(放散痛)と呼ばれ、肩そのものに問題がなくても痛みが出ます。

 


学生アスリートでも起こる「内科系肩痛」

学生アスリートでも起こる「内科系肩痛」

 

若いから大丈夫。

アスリートだから筋肉。

そう思われがちですが、学生アスリートでも内科系の肩痛は実際に起こります。

 

① 肺炎(最も多い)

  • 肩甲骨周囲が痛い
  • 深呼吸で痛い
  • 動いても変わらない
  • だるい

これで普通に練習しているケースもあります。

合宿後・大会後・冬場は特に注意です。

 

② 帯状疱疹(初期は肩痛のみ)

  • 片側だけ痛い
  • ピリピリ神経痛
  • 数日後に発疹

最初は「寝違え」「肉離れ」と思われることが多く、学生でも増えています。

 

③ 強い疲労・免疫低下

  • 遠征続き
  • 睡眠不足
  • 食事の乱れ
  • ストレス

こうした状態では感染症が起こりやすく、肩痛として出ることがあります。

 


整形外科的な肩痛との違い

整形外科的な肩痛との違い

整形系 内科系を疑うサイン
動かすと痛い 動かしても変わらない
押すと痛い場所がある 押してもよく分からない
ウォームアップで軽減 安静でもズキズキ
局所症状のみ だるさ・発熱・食欲低下
運動で変化 夜間痛が強い

これらがある場合は、筋肉・関節以外の原因を疑う必要があります。

 


危険なサイン(すぐ医療機関へ)

危険なサイン(すぐ医療機関へ)

 

  • 動かしても変わらない痛み
  • 発熱
  • 強いだるさ
  • 食欲低下
  • 呼吸で痛い
  • 急激な悪化
  • 夜間寝てる時だけ痛む

この場合は整形だけでなく内科受診を優先してください。

 


まとめ

肩の痛みの多くは筋肉や関節ですが、中には命や健康に関わる内科疾患が隠れていることもあります。

 

肩の痛みの多くは筋肉や関節ですが、中には命や健康に関わる内科疾患が隠れていることもあります。

学生アスリートでも例外ではありません。

「若いから大丈夫」
「使いすぎだろう」

そう決めつけず、痛みの質と体調変化を見ることが重要です。

身体はすべてつながっています。

痛みの背景を見逃さないことが、本当の意味で選手を守ることにつながります。

 

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