試合中・試合後の水分補給は「OS-1」と「スポーツドリンク」の使い分けがカギ!

試合中・試合後の水分補給は「OS-1」と「スポーツドリンク」の使い分けがカギ! 未分類
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試合中や試合後、こんな疑問を感じたことはありませんか?

「OS-1って脱水に良いって聞くけど、試合中に使っていいの?」
「スポーツドリンクと何が違うの?」
「どう使い分ければ、子どものパフォーマンスを落とさずにすむ?」

結論から言えば、OS-1とスポーツドリンクは役割が異なるため、“使い分け”が必要です。


特にジュニアアスリートのように体が未熟な世代では、正しい水分補給がパフォーマンスだけでなく健康や安全にも直結します。

この記事では、最新の国内外エビデンスと、現場の実践経験をもとに「試合中・試合後にどう使い分けるべきか?」を具体的に解説します。

OS-1とスポーツドリンクの違いとは?

項目 OS-1(経口補水液) スポーツドリンク(ポカリ・アクエリアス等)
主な目的 脱水症状の改善・予防 運動中のエネルギー&水分補給
ナトリウム 高め(約50〜75mEq/L やや低め(約10〜25mEq/L
糖質濃度 約2.5%(低め) 約6〜8%(高め)
飲みやすさ 塩味が強く、甘み控えめ 甘くて飲みやすい
対象 医療補水・高発汗・脱水時 スポーツ時のパフォーマンス維持

✅ 参考:大塚製薬「OS-1」公式サイト
✅ American Academy of Pediatrics (2011) “Sports Drinks and Energy Drinks for Children and Adolescents”

試合中の使い方|基本はスポーツドリンク、OS-1は“補助的”に

スポーツドリンクが基本の理由

  • 試合中はエネルギー消費が激しく、糖質補給が集中力や持久力に必須

  • 国際スポーツ栄養学会(ISSN)は、60分以上の運動では30〜60gの糖質摂取がパフォーマンス維持に有効と報告(Kerksick et al., 2018)。

  • スポーツドリンクは水分・電解質・糖質がバランス良く含まれている。

 

OS-1はこんな時に使う

  • 顔が赤い・頭がボーっとしている・足がつった

  • 大量発汗により塩分が多く失われた可能性がある

  • 糖分が苦手、または試合中に食事がとれない選手

タイミング 飲み方の例
試合前 スポーツドリンク100〜200ml
ハーフタイム スポドリが基本、気になる選手にOS-1を50〜100ml
ベンチに戻った時 基本はスポドリ、一部選手のみOS-1を併用

OS-1ばかりを飲むのはNG!

OS-1は良いものですが、試合中に常用すると逆効果になることがあります。

 なぜOS-1だけではダメなのか?

理由 詳細
糖質が足りない OS-1は糖濃度が低く、エネルギー源として不十分。脳・筋肉の働きが落ちる可能性がある。
飲みにくさ 塩分が強いため、甘くない味に慣れていない子どもは摂取量が減る傾向。
ナトリウム過剰のリスク 飲みすぎると過剰な塩分摂取で体調不良につながることも。

✅ だからこそ、スポーツドリンクを基本に、OS-1は「補助的」に活用するのがベストです。

試合後の水分補給|「糖質+電解質」で回復をサポート

試合後は、「疲労回復」「脱水からの回復」「筋肉の修復」のために、栄養設計された飲み物での補給が必須です。

スポーツドリンクで糖と水分をリカバリー

  • 筋グリコーゲン(エネルギー源)の再合成に糖質が必要

  • 発汗で失ったナトリウム・カリウムの補充

  • 飲みやすく、胃腸にも比較的やさしい

▶︎ 目安量:200〜300mlを数回に分けてゆっくり摂取

 OS-1はこんな時に役立つ

  • 試合後もしばらく汗が止まらない

  • めまい、だるさ、吐き気などの軽度脱水症状がある

  • 食事やゼリーなどが入らない状態のとき

▶︎ 目安量:50〜100mlを少しずつ(摂りすぎはNG)

試合中〜試合後の使い分けチャート

状況 飲むべきもの 理由
試合中の通常時 スポーツドリンク 糖質と電解質のバランス補給
汗が多くふらつきが見られる OS-1を補助的に ナトリウムと水分を素早く補給
試合後のリカバリー スポーツドリンク 筋肉・脳のエネルギー回復
食欲不振・脱水症状あり OS-1を少量ずつ 胃腸に優しく電解質を補給

まとめ|水分補給は「戦略的に使い分ける時代」

試合中・試合後の水分補給は「OS-1」と「スポーツドリンク」の使い分けがカギ!

  • 試合中はスポーツドリンクが基本。OS-1は必要な場面でピンポイント使用

  • 試合後はスポーツドリンクで回復を支え、体調次第でOS-1を併用

  • 一律ではなく、選手一人ひとりに合わせた“補給戦略”が必要

 

主な参考文献

  • Kerksick et al. (2018). International Society of Sports Nutrition position stand: Nutrient timing. Journal of the International Society of Sports Nutrition

  • American Academy of Pediatrics (2011). Clinical Report — Sports Drinks and Energy Drinks for Children and Adolescents.

  • 大塚製薬 OS-1 公式情報 https://www.os-1.jp

 


保護者の方も、コーチ・トレーナーの方も、「水を飲ませていれば大丈夫」という時代は終わりました。

目的に応じた“飲み方の選択”こそが、試合を戦い抜くための準備です。

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